昨晩は、宿泊先でかなり遅くまで起きて人類学の予習をやってましたので、起きたときの体の重さったらなかったですよ!本当に。
大学生の頃なんか、どんだけ遅くまでレポート作りに取りかかっていても、次の日はピンピンしてたのに・・・(TT。
ともあれ、朝食を取ってから、宿泊先から歩いて国立科学博物館新宿分館へ。東京の道は細い道がごちゃごちゃしてて、田舎モンの私、迷子になりそうでした(^^;。
会場に入ると、プロフェッサーの香りがぷんぷんする先生ばかり。私のような若輩者は一人もいません。
やっぱりねぇ・・・。
まあ、自分も人類学に興味関心を持って何年か勉強してますので、別に何もできないというわけではないでしょうが、やっぱり恐縮しますよ、うん。
講義では、人類学の最先端ではどういうことになっているのかを、これまた最先端で働いておられる研究者の先生にお話ししてもらいました。
「私たち人間の祖先は、どこで生まれ、どうやってこの地にやってきたのか。」
誰も見たこともない、誰も聞いたことのないこの疑問の答えは、深い地の底から現れる化石の姿からしか探れません。
私たちはふつう、化石が見つかれば見つかるほど、歴史の真実に近づくことができると思っていますが、実際はそうではなく、次から次へと見つかる化石のおかげで、どんどん話がややこしくなっているそうで(^^;。
しかしながら、現在、人類学の最先端での定説は、僕らの世代が過去に学んだものとはえらく違うようでびっくり。最近の度重なる発見で、10年後にはさらに教科書の内容も変わるそうな。ふええ。
こうして話を聞くと、その時代その時代での「真実」とは不動のものではなく、絶えず流動していくものなのだということがよくわかります。
人間、いくつになっても、学ぶことは尽きないなあ。
だからこそ、面白い(^^。
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