私の今の立場は「教職大学院の院生」なのですが、職務上の籍は今まで業務に就いていた中学校にありまして。派遣にかかる事務手続き等々、校長や教頭、事務職員の方に色々お世話になっています。ここ最近は籍を置いている中学校に週一度のペースでお伺いをしては、課題に必要な資料を頂いたり、先生方と色々とやりとりをさせていただいたりしています。
中学校への訪問は、講義の時間割や自主的な取り組みの合間を縫ってのことになりますので、大体木曜日か金曜日の午後になります。来週土曜日には、先日提出した10枚程度のレポートの内容について、プレゼンテーションを行う機会がありましてね。現在はプレゼンテーションのスライド作成に取り組んでいるところです。現状、15分発表なのにスライドが30枚程度できちゃって、これ15分で終わるわけないやん無理むりムリってなってます(笑。これから削る作業やんなきゃ…。
先日もちょっとした資料を頂きに中学校へ伺ったのですが、昨年度授業を共にしていたクラスの皆さんから、このような色紙を頂戴しました。
昨年度3月に行った最後の理科の授業でも「1年間お世話になりました」のお手紙は頂戴していたのですが、今学期始めに私が大学院へ行くことを知って、散り散りになったクラスのメンバーに改めてのメッセージを募って作ってくれたのだそうです。
いや何というか、有難いことですよ。市教委から現籍校に赴任してからは、全体生徒指導や教務主任と、学年所属ではなく勿論学級担任を持つことも無かったため、こういったメッセージの色紙を頂くことなどないものだと思っていましたから。学級担任でも部活動顧問でもない、いち教科の先生にここまでやって頂けるとは。それだけで目頭にぐっとこみ上げてくるものがありますよ。また、生徒の皆さんの取り組みの裏で、メッセージカードの用意その他、サポートをして下さっていたであろう先生や保護者の方々にも感謝の念は尽きません。
4月冒頭の記事でも書きましたが、実際、大学院の講義内容や課題と己の力量の間にあるギャップの大きさは凄まじく、どうしようもない無力感と向き合いながら、必死で食らい付いているところです。しかし心を強く持っているつもりでも、時々弱気になってしまうこともあって。そんなとき、こうした彼ら彼女らのメッセージに触れると、手の届かぬ遠い場所から背中に手を添えてもらっているような心持ちになるのです。
疲れ果てて足が止まるとき 少しだけ振り返ってよ
手の届かない場所で 背中を押してるから - Mr.Children「旅立ちの唄」
本当に、本当に有難い。宝物にさせて頂きますよ。
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