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兵庫県の教員「K.」の日常を綴ったウェブサイト

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Blog 2015  

かつての友人のコラム

2015/01/11 Sun

 もう10年ほど前の話ですが、かつて友人同士でお互いに書いたコラムを出し合って、サイト運営をしていたことがありました。今日はレンタルサーバー内のスペースを整理整頓していたのですが、データを整理する中で、大学時代の友人が認めた文章を見つけました。当時はこの文章に痛く励まされたものです、懐かしい。
 その友人は、困難な状況にあっても決して俯くことなく前向きで、凜とした笑顔の素敵な人でした。その前向きさを支える根底部分がこのコラムによく表れています。



「もしも」

例えば、大切な友達が遠くへ行ってしまったら、と思う。
たぶん私は、しばらくひとりぼっちが耐えられなくなるだろう。

例えば、仕事がうまくできなくて失敗したら、と思う。
たぶん私は、自分の力不足に悩み、周りに迷惑をかけた分だけ激しく落ち込むだろう。

例えば、恋人と連絡がとれなくなったら、と思う。
たぶん私は、自分に自信がなくなり、恋人との関係も一瞬で崩れるだろう。

ありもしないことを考えるのは、ばからしいと思う。
ありもしないことを考えるのは、大嫌いだ。
でも、時々、このありもしない「もしも?」を考えずにはいられない。

例えば、仕事がうまくできなくても今あることに夢中になれる自分は幸せだと思う。
例えば、恋人から連絡がなくても、いつも近くに感じられる今の関係をとてもうれしく思う。
例えば、友達から悩みを相談されて、いっしょに涙を流せる自分にほっとする。

自分が前向きなときは、すれ違う人達までもがみんな私に微笑みかけてくれ、周りに大勢の友人がいるような気がする。

幸せか幸せでないか、孤独か孤独でないかは自分の心の持ちようで決まる。

ありもしない「もしも?」を考えるとき、私はいつもそう思い、だからこそ私はいつも前向きに生きていけるのだと感じる。



 年末からずっと取り組んでいるウェブのリニューアル。ぱっと見で分かるリニューアルは年末で大体終わっていたのですけどね。jQueryについて調べる中で「お、こんなこともできるんだ」的な発見が色々ありまして、勉強代わりにちょこちょこ組み込み続けているんですよ。
 そんな作業ももう終盤に差し掛かっていますが、今日はソーシャルボタンの設置を進めていましたよ。TwitterとFacebookへ記事をシェアする機能と既にシェアされた件数をカウントする機能を持ったボタンを、各記事のフッタ部分に設置してみました。こうした類のボタンは、公式サイトでも配布されていますが、サイトデザインとの調和を考えると気が進まないんですよ。
 …ま〜そんなに訪問者多くないサイトなので、大きく役立つことはないかと思いますが、このボタンを設置するのに、jQueryやらJavaScriptやらでそれなりに悪戦苦闘しましたし、いい勉強にはなったと思います。今後どちらかにウェブサイト制作を頼まれることになったら、a-blog cms導入と共に組み込んでみたいですね。




 寄藤文平さんの書籍を検索してたら何故か辿り着いたこの本。「あまちゃん」のパラパラ漫画を担当されていた、鉄拳さんがイラストを担当されています。イラストを担当されている…というか、どっちがメインなのかが分かりません(笑。文章が苦手な方でも全然大丈夫な一冊です。そして大抵の人は共感の気持ちを抱くのではないかな?ヒーローものの主人公みたいに、全てが上手くいくわけなくて、どれだけ努力しても叶わないことの方が実は多い、人生ってそんなものです。じゃあ夢って何だろう、そんなことを考えさせてくれる作品です。

 学級担任を持ったら、教室に置いておきたい一冊です。




 今日から三学期の始まり始まりです。
 始業式の校長先生から、今年は二つの意味で節目に当たる年で、ひとつは阪神淡路大震災から20年目となる節目、もうひとつは終戦から70年目となる節目であると、この一年は防災と平和について考える機会となる年だとするお話がありました。なるほど確かにあらゆるメディアでこれらの節目については触れられていますよね。震災というと、4年前の東日本大震災が記憶に新しいですが、身を以て体験したあの阪神淡路大震災は、忘れようにも忘れられないですね。高校3年生だったあのときはほんとに死ぬと思ったもの、実家ぼろぼろだったし、余震でぐらぐら倒れそうだったものね。今はリフォームしてるから大丈夫ですが(^^;。終戦については、昨今集団的自衛権や尖閣諸島を取り巻く情勢など何やら不穏な雰囲気が見え隠れしている中、国防と平和について考える機会とする一年なのは確かですね。最悪なのは、何やら訳のわからないうちに戦争になっていて、否応が無しに協力を求められていたなんて状況です。そのようなことになるのは避けたいですよね。


 さて、長期のお休みが終わったときの定番といえば宿題提出です。始業式後の学活が終わると、教科の係の生徒がプリント冊子の束を職員室まで持ってきてくれましたよ。そのひとつひとつを、答え合わせはできているか、解答の丸写しになっていないかなど、じっくりと目を通して点検します。所要時間は1クラス(35人程度)あたり1時間少々というところでしょうか。だいたい学期初日はこの宿題点検で一日が終わります。

 うむ、概ね点検終了。

 あとは卒業までに、理科の残っている分野を教え切るのみです。じっくりしっかりやりますよ!



始業式前日の会議

2015/01/07 Wed

 始業式前日の今日は、朝一番から会議に出席していましたよ。2学期の終わりにそれぞれの分掌(企業で言うと班・係・セクションにあたるのかな)で振り返った反省をもとに、3学期や次年度をどのように取り組んでいくのかを、それぞれの代表が集まって交流する会議です。
 恥ずかしながら、私はこの年齢にしてこの類の会議に出席するのはこの年度が初めてで、どのような雰囲気で会が進行するのかを、じーと見学していました。まあしかし転勤してきた身なので、客観的な視点で意見する場面もちょこちょこありました。
 我々教員のお仕事は、学習指導要領という文部科学省に設定されたガイドラインをもとに進められています。例えば、中学校3年の理科は年間に140時間実施しないといけないとかね。かといって、決してガチガチなものではなく、運用する学校側で若干幅を持たせることもできるわけで。まー、その部分をどうするかで活発に意見が交わされていました。
 学校は法に裏付けされた公的な機関ですから、民間企業以上に法の遵守、引いては制度に基づいた運営が求められます。それは極々当たり前のことではありますが、その決められた枠の中で、生徒を思い、何が生徒にとって最も適切なのかを、懸命に議論する先生たちの姿がそこにありました。このような雰囲気が職員の間にある限り、この学校の未来は明るいのだろうと思います。




 昨日のプラモデルづくり、続きの作業をば…。細かな作業を伴う大変な作業で昨日は苦戦しましたが、やっているうちに要領を得たようで、今日はある程度の速さで作業を進めることができるようになりましたよ。



 ふー…ひとまず完成しました。
 本格的にプラモデル作るなんてのは初めてでしたが、いや、楽しい作業でした。例えば塗料の塗り方ひとつで出来上がりの雰囲気が大きく変わるもので、世の中にはわざわざエアスプレーを用意して塗ってる人も沢山いらっしゃるようですが、こだわりたくなる気持ち、分かる気がします。
 完成したこの品は、書斎の棚にでも飾っておくとしようかな。この冬休みは、ウェブデザインやプラモデル作り、同窓会など、いろいろと充実した年末年始を送ることができました。明日からスイッチを仕事モードに切り替えて、頑張るとしますよ。




 今日は夕方からプラモデルづくりに取り組んでました。作っているのは、スタジオジブリの映画「紅の豚」の主人公 Porco Rossoが乗っている「サボイアS.21試作戦闘飛行艇」です。
 自分はジブリ作品の中では「紅の豚」が一番のお気に入りでして。ウィットに富んだ会話が聞いてて楽しいのですよ。特にヒロインが電話でPorcoに向けて言った台詞が今でもツボにハマっていまして、思い出すとニヤニヤしてしまいます。

「ポルコ…今にローストポークになっちゃうから…。私イヤよ?そんなお葬式…。」
「…飛ばねえ豚はただの豚だ」

 中学生の頃はこの映画の魅力があまり理解できていなかったのですが、このぐらいの年齢になってみると、全然違った見え方をする作品ですよ。

 先月初めにAmazon.co.jpでこのプラモデルが販売されていたので、必要な塗料や筆などと共に購入、年末年始にゆっくり楽しむつもりでいました。しかし、本格的にプラモデルづくりなぞほとんどやったことなかったので、かなり苦戦しましたよ…。何なのこの細かい作業…あんなにちまい所に色なんか塗られへん…デカールって何…?(TT
 数時間悪戦苦闘した結果、なんとか飛行艇の運転席まで出来ましたよ。まあ、この部分は完成したらほとんど見えなくなるらしいですけどね(笑。

 今後まとまった時間ができたときにでも、完成目指して続きの部分を取り組もうと思います。




 25歳になる教え子さんたちにご招待いただいて、同窓会に参加してきましたよ。
 それぞれの近況話や沢山の昔話、今だから話せる笑い話など、いろいろ聞かせてもらいましたが、参加してくれた皆さんのそれぞれがしっかりと大人になっていたことが何よりも嬉しくて、へべれけになりながらもしみじみ角っこの席から眺めていましたよ。
 最後には素敵なお土産を頂けて、嬉しいような恥ずかしいような気持ちになりましたよ。や、本当に楽しかった。せんせ、お酒弱い人だけど、是非また誘ってね〜。



初詣

2015/01/03 Sat


 早いもので正月ももう三日目になりました。このお正月はずっとウェブのコーディングを弄って遊んでいたような気がします。a-blog cmsのバージョンを上げてみたら、便利な新機能がいろいろあって思わず導入したくなってしまって…(笑。ウェブデザインに取り組むのは2年ぶりでしたが、やっぱりこの作業は楽しいですね〜。
 とはいえ、ウェブデザインだけやっていたわけではありませんよ?敷地に鎮座している狸くんを正月の装いにするなど、色々やっていますよ。我が家の前の道路は小学校の通学路になっていますので、道行く子どもたちの話題になっている…はずです。




 さて、ここにきて降雪もようやく収まってきたので、義母と3人で初詣へ行ってきましたよ。
 今回詣でたのは、川西市南部にある鴨神社。ここは弥生時代の巨大集落遺跡「加茂遺跡」の中心にあるお社で、平安時代の神社ガイドブック(罰当たりな例え?)である「延喜式」にも掲載されている歴史深い神社なのです。自分はここを参拝するのは初めてでしたが、広々した雰囲気のあるお社の割にはそんなに混雑している様子もなく、気持ちよく詣でることができましたよ。



 今年のおみくじは「吉」でした。

○歓び有るべし ○待人来る ○失物出べし ○争い事勝べし ○売買は買うに利有り ○病気追々よき方に向ふべし ○縁談始め少しくまごまり兼ねしも後吉、家造、旅行至ってよし

 これ、大吉と違いますか?
 吉でこの内容なら、大吉はどうなるんだ?(笑



 新年が明けて早々、今日は全国的に雪が降っていたようですね。我が家は午後から近くにある実家へお邪魔していたのですが、向かう道中は結構な吹雪でしたよ(あまり雪が降る地方ではないのですけどね)。そのような中、初詣に徒歩で向かわれていた方々の姿は辛そうだったなあ…。

 さて、我々夫婦が一条工務店の家に住み始めてから、間もなく四年が経過しようとしています。この家の断熱性能の高さのおかげで、毎年この季節は快適に過ごさせてもらっています。床暖房を入れているときなどは、半袖でも寒くありません。…と、このようなことはほかの一条ブログ?でも述べられていることですよね。自分は長いこと教育行政の世界にいたおかげで「説得力がある裏付けは『数字』だ」という考え方がすっかり身についちゃってですね。一昨年からこんなものを我が家に導入していたのです。



 netatmoというフランス国籍の企業が発売している「weather station」という製品です。これ、屋外用と屋内用といった2つのモジュールをそれぞれ配置して、自宅のWi-Fiネットワークに接続しておくと、気温や湿度などを自動的に測定し、その記録をクラウド上に保存してくれるのです。この製品を購入した動機は「これ面白いな」という程度のものだったのですが、設置してから1年半程度の時間が経過していますし、実際に一条工務店の性能がどの程度になるのかを検証するいいモノサシになりますよね。
 クラウド上に保存されている昨年(2014年)1年分の気温の記録をエクセル形式でダウンロードして、グラフ化したものが以下のグラフです。



 青のグラフが屋外の気温、赤のグラフが屋内の気温です。正午の気温を一週間ごとに拾い、グラフ上にプロットしています。こうして見てみると、年間を通して屋内気温は常に20℃を上回っていることが分かります。屋内の熱を外に逃がさない断熱性能が充分に発揮されていますね。一方、夏の季節ではエアコンで屋内の気温を下げておくと、屋外の熱が家の中に入ってきにくいので、大変快適です。
 …完全に我が家自慢の記事になってしまっていますが、一条工務店で家を建てようかとご検討されている方々にとっては、いい考案材料になるのではないかなと思います。