引き続き、リン酸吸着に関する実験です。
前回は汲み置きしていた水槽水でもリン酸塩濃度が減少するという、なんとまあお粗末な結果になりましたが、考えられる原因として、もともと水槽水の中にリン酸塩吸着作用を持つ何かが含まれていた可能性があります。ペットボトルに汲み取る数日前に投入していたメネデールなんかが怪しいかも、と思っています。
というわけで今度は、リン酸過多の状態の水を人工的に用意することにします。
再び登場、あの忌まわしきマグアンプK。(前回のは自業自得だったのに、何たる言い様だ・笑)
ちなみにマグアンプKはホームセンター等で販売されている園芸用肥料で、リン酸塩が40%の割合で配合されています。リン酸塩を多めに配合することで、植物の開花や実つきを良くする肥料です。
浄水器を通した水道水1リットルに、このマグアンプKを1粒だけ入れて、一晩寝かせます。
「えっ、1粒だけなの?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、7粒入りのカプセルを底床に埋め込んだ60cm水槽が黒髭コケ天国になったことを考えると、これでも十分リン酸過多状態の水が出来上がるのではないかと思います。
で、一晩寝かせた後の水(上澄み液)をリン酸塩測定試薬で測ってみたのが上の写真です。1.0mg/l〜2.0mg/l、どっちかというと2.0mg/lに近いのかな。
頭では理解していても、1粒だけでこんな濃度になるのを目にするとやっぱりびびってしまいます。もうマグアンプKを水草水槽に使うのはやめて、園芸やってる妻にまるごと寄贈することにします(苦笑)。
で、改めて上澄み液をビーカーに分け、前回と同様に鉄釘、Fe energy、メネデールをそれぞれ投入して、3日間ほど様子を見ます。今度は取っておいた上澄み液も同じ条件で保管して、比較を行いたいと思います。
さて今度はどんな結果になるのでしょう。あー、どきどきする(笑)。
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