最近は帰りの電車の中で、録音した「あ、安部礼司」を聴く事が多いです。ここのところの「安部礼司」はコミカルながらもシリアスな内容が多くて、心にズシンと響く言葉がいくつもあるので、備忘録代わりにブログにメモメモしておきます。ひとつは手描きで書いた、「さよならって言うことは、少しだけ死ぬことと同じだ」って言葉。ずーっと前に、ブログに書いた事あったかな、何年前だろう?(【追記】この記事かな・・・十年も前だよ・笑)「別れを告げられる方も、告げる方も、抱える哀しさは同じだ」って。それに通じるものがあるのかな。
もうひとつは、僕の好きな登場人物、刈谷勇が主人公の息子の永太君としていた会話。
「ねえかりや?『好き』ってどういうこと?」
「『好き』っていうのは、その人ががいなくちゃイヤだってことだ」
「じゃ、ぼくはあやかちゃんがすき!ねえかりや〜?」
「なんだい、永太くん?」
「『すき』のつぎには何があるの?」
「『好き』の次か・・・それはね、『守る』かな」
「『まもる』のつぎは?」
「『守る』の次は、『願う』かな」
「・・・ねがう?」
「『そのひとが幸せでありますように』って、願うんだ」
「ねがう・・」
「永太くん、これからも刈谷おじさんに何でも話してくれ」
「わかった、ぼくね、パパがすき!」
「ああ・・、刈谷おじさんも好きだよ」
「ママもすき!」
「ああ・・・」
「パパとママがすき!」
「永太くん、そのことをいつかちゃんとパパとママに伝えるんだぞ?」
「わかった!」
「言葉で、伝えるんだぞ?」
「ことば?」
「ああ、言葉は、そう、葉っぱだ。大切なものを乗せた、笹舟みたいなものだ。」
うん、ひとつひとつの言葉がずしんと響く。
でも、この番組の中で安室奈美恵ちゃんの曲が懐メロ扱いされてる現実にはショックを隠しきれません・・・・(苦笑。
この記事へのコメント
はっぱ(^^;
2013/01/30 Wed 12:02
たまたまですが私も今回聞きました~(ちょうど妻子の送迎で車に乗っておりまして)
今回もかなりよかったですね。これからは毎週聞こうかしら。
たぶん同じところにくいついています。レイモンド・チャンドラーの言葉もいいですし。個人的にはエイタ君が、テーブルにはっぱを2枚置いていたところがすごくスキです。
刈谷氏、私は初めて見ました(聞きました)が、いいですね~。エイタくんと微妙にかみ合ってないところもたまらないです。
「はっぱ」という響きは危険ですね(笑
2013/01/30 Wed 12:38
最近エイトさんとの会話の舞台はもっぱらこのコメント欄になってますね(笑。
普段はおちゃらけてるけど、ほんとは彼なりの苦悩を抱えている刈谷勇さん、僕は好きだなあ。福山雅治さんみたいなしゃべり方してるところも好きです(笑。
ほんとあの番組は、僕らぐらいの世代にぐっと来るように作られてるんでしょうね〜。
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