実は私、昨年の夏頃からSpotifyに加入していまして。使い始めたきっかけは新調したリビングのテレビにSpotifyのアプリが入っていて、ムード音楽を部屋のBGMとして流し始めたことだったと思います。
サブスクリプションっていうのかな、世の中を見回してみると、Spotifyみたいな定額制で使い放題を謳うサービスをよく目にするようになりました。実際、お仕事やデザインに使っているソフトウェアはOffice365やAdobeCCを使っていますし、自動車でさえも諸経費諸々込みで月々定額みたいなテレビコマーシャルが流れています。昭和生まれの私には、形になるものが手元に残らないこの手のサービスには抵抗がありまして、音楽に関しては、気に入った曲はiTunes Storeからダウンロード購入することを今でも続けています。しかし実際に使い込んでみると、Spotifyの凄さがよく分かります。収録されている曲の多さはもとより、その検索性の高さと利便性は素晴らしいですね。それでもこういうところは世代なのでしょうかね…CDのようにジャケット写真や歌詞カードの質感が楽しめないのは寂しいですが。
最近はこのSpotifyで、Mr.Childrenやスピッツ、槇原敬之さん、小田和正さんなど、かつて自分が高校生や大学生だった頃によく聴いていたアーティストの曲に触れています。
「留守番電話のメッセージ バイトの途中で耳にしたのが
2人で聴いた最初の曲で 急に声が聴きたくなって
オーダーとるのも忘れるような 君が困ってしまうほど大好き」
友人にCDからダビングして作ってもらったカセットテープをウォークマンで聴きながら、自転車で通学していた高校時代が思い出されて懐かしいです。まだ恋愛というものを経験したことのない少年だった自分は、このフレーズに胸を躍らせていました(「わかる!」と強く頷く同世代がきっといるはずです)。そんなあの頃は、もう25年も前のことですが(ああ心が折れる音が)、あらゆる環境が当時とは異なる現在の高校生・大学生の皆さんは、また違った価値観を持っているのでしょうね。
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