1年間の役目を終え、掲示物という化粧を取っ払われ、すっぴんの顔に戻った教室は、寂しげな雰囲気です。
ふと考える。
クラスの雰囲気は、誰がつくるのか?
それは、面白い先生なのか?
それは、リーダーシップのある生徒なのか?
答えは、そんなもんではなくて。
結局、先生やそのリーダーシップのある生徒を含めて、その教室にいる一人一人が少しずつクラスの雰囲気を作ってるんだと、この教室を眺めていると、つくづく思います。
ときどき、「しけてるクラス」なんて言葉を聞きますが。
(しけてるってのは、つまらないって意味かな)
クラスなんてもんは、ただの箱です。
まだまだ浅い経験でこんなことを言うのもなんですが。
お互いにお互いを、自分の力で楽しませよう、笑わせようと、少しでも思っている者が多いクラスは、最終的に「楽しいクラス」になります。
けれど、好んで誰かを笑いものにして、自分が笑いものになることをいやがる者が多数いるクラスは、最終的にはやはり「つまらないクラス」になります。
笑いにしても何にしても、どこかで我が身を削らなければ、本当に良いものは生まれません。
最近のお笑い番組を見ていると、そういう意味で子どもたちにとても危険な考え方が伝わっているような気がしてなりません。(ギ○ー侍や青○さやか、大嫌いです僕は。)
また来年度、新たなクラスを控える生徒達に、最後に残す、ちょっとしたアドバイスなのです。
楽しい学校生活を、君達の手で作って下さい。
(4月1日・記)
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