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LIFE@ Blog モノ 今、カリウムイオン電池が熱い?

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 先日Twitterのタイムラインに流れ込んできた日経クロステックの記事で知ったのですが、カリウムイオンを使用した二次電池についての研究論文が急増しているようです。
 現在はリチウムイオンを用いたバッテリー(LIB)が、長寿命かつ高容量なバッテリーとして我々の身のまわりで使われています。先日吉野彰博士がリチウムイオンバッテリーの開発に貢献したとして、ノーベル化学賞を受賞されましたよね。しかしながら、原料に使われるリチウムは採掘される場所が偏っており、需要の増大に伴い価格が高騰しています。正極材に使用されているコバルトも希少元素とされており、バッテリー価格高騰の一因となっています。こうした中で、リチウムイオン以外の元素を材料とするバッテリーの研究開発に注目が集まっています。

 日経クロステック記事のソースと思われる記事が、東京理科大学のプレスに掲載されていますが、豊富に存在するカリウムイオンを材料とすることで、従来よりも安価にバッテリーを製造できるだけでなく、リチウムイオンを使用したときよりも安全性が高く高性能で、なおかつ高速充電が可能になるとのことです。



 私自身、次に購入するなら電気自動車(EV)だと考えており、家を建てるときにガレージまで200V線を敷設してもらってます。しかしその価格の高さになかなか手が出ずにいたのです。調べてみると、電気自動車の価格のうち、バッテリーの価格が大半を占めていることが分かり、それからというもの次世代二次電池の開発についてちまちまとウォッチを続けています。(個人的にはマグネシウム蓄電池に注目していたのですが)

 実際に製品開発に至るまでにはまだまだ時間がかかると思われますが、実現すれば家庭用蓄電池や電気自動車が安価で購入できるようになり、スマホが普及したときのように、我々の生活は一変するのだろうと思います。それこそ、常温超伝導も同時に実用化されたなら…なんて考えると心が踊ります。うーん、たまらない、わくわくするなあ。

 余談ですが、数ヶ月前に「自民党がガソリン税を廃止してその代替として走行キロ単位で課税する走行税の導入を検討している」というニュースを目にしました。これやられたら、HEVやEVを購入する意味がなくなっちゃいます。こういうのほんとやめてほしい・・。



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