半沢直樹や下町ロケットでお馴染みのTBS系列日曜21時枠で放送されている日曜劇場「グランメゾン東京」。正直なところ、木村拓哉さんが格好いいだけのトレンディドラマかと思っていましたが、大変失礼なこと思ってて本当に申し訳ありませんでした…(苦笑。
ぐいぐい引きつけられるストーリーやキラリと光るキャストの個性、そして何よりも、ドラマに出てくる一つ一つの料理がほんとに美味しそうで。夫婦で毎週末楽しく視聴させて頂いてますよ。
でも、これらとは別に私が魅力を感じている要素がありまして。
それは、圧倒的な才能の壁を目の前にしつつも、己の恐怖心と向き合いながら努力する人たちの描写なんですよね。昨日11月24日放送回で、以下のような台詞がありました。
「才能なんてものは誰にもわかんないよ最初は
料理ってものはさ、みんな自分に才能があるかどうかわかんないところから始まる
でも努力して腕を上げれば上げるほど
自分の才能ってやつに気づいちゃうんだけどね」
「トップレストランの審査が始まってから、毎日俺はびびってる
朝起きて、鏡を見て、何とか自分を奮い立たせて店に来ている
もしも俺が天才だったら、もっと楽しんでいるはずだ」
実際、世界は自分が思っている以上に広くて、手が届かないほどの才能の差を感じる場面も多々あって。それでも自分を奮い立たせて、それぞれのステージに立っている、世の中そんな人多いと思うのですよね。紛れもなく私もそのうちの一人で、脇役である彼らのひたむきさに、毎回背中を押されるような、そのような気持ちになっているのです。
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