3月11日、三陸沖で発生した東日本大震災。
自分は職場で仕事をしているときに、ぐらりとした周期の長い揺れを感じました。
現状把握のためにと上司の命を受けて、別の部屋に置いてあったテレビを課のみんなで引っ張ってきて、スイッチを入れました。
ブラウン管に映っていたのは、津波に飲み込まれている仙台空港でした。想像を遙かに超えた映像を前に、誰もが言葉を失っていました。
「家族3人と連絡が取れない・・・ひとりぼっちになっちゃうよ・・・」と泣き叫ぶ老婆の映像が頭からずっと離れません。
あれからずっと、テレビやラジオはこの地震のことを休まず報道しています。
どの局もリポーターやアナウンサーが現地の状況を伝え、専門家の方が解説しています。その専門家の中には、政府の対応について批判し、こうした方がよかった、ああした方がよかったと持論を展開している方もいます。
こうした場面を見る度に、自分は違和感を覚えるのです。
それは違うだろう、と。
この未曾有の事態の中で、それぞれが、その時その時で取り得るベストな判断をしているのが今なのです。それを当事者でない人間が、後出しじゃんけんのように批判をしていいわけがない。
そんなことよりも今、私たちがすべきことは、この非常事態に対応すべく尽力されている方々や被災された方々に、できるだけの支援をすることではないでしょうか。
節電をするでもいい。
支援の募金をするでもいい。
物資を送るでもいい。
直接手を差し伸べることはできなくても、何かできる支援はあるはずです。
自分は16年前の阪神大震災で、全国各地から支援を受けたことを忘れてはならないと思っています。その恩返しをするときは今なのです。
Yahoo!ボランティア「被災地支援のための緊急災害募金」
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html
財団法人 神戸新聞厚生事業団「東日本大震災の被災者救援 募金の受付について」
http://www.kobe-np.co.jp/oshirase/bokin20110311earthquake.html
【追記 3/15】
「物資を送る」を取り消しました。何が必要なのかは、送る側ではなく送られる側が判断すべきものです。
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