ここから見える景色の、その向こうへ

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兵庫県の教員「K.」の日常を綴ったウェブサイト

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Blog 2002  

卒論もまとまって。

1999/02/09 Tue


卒業論文もめどがつき、いよいよ大学でやるべきことはなくなります。

下宿も今月いっぱいでひきはらうことになります。就職したら、ゆっくりと京都の町を散策することもできなくなりそうなので、卒業する前に京都を思う存分散策してみようと思っています。

思えば大学生としての4年間で、いろいろな人に出会いました。ナルシストな人、浮気性な人、不思議な魅力を持っている人、ダンディーな人、傷つきやすい人、強い心を持っている人・・・数え上げたらきりがありません。

また、いろいろなことに挑戦しました。そのなかでいろいろな感情を抱きました。感動したり、悲しんだり、怒りに我を忘れたり。それぞれが、自分にとって宝物です。

信頼できる友も得ることができたと思っています。

京都教育大学。この大学に来てよかった。
心から、そう思います。

大学生としての自分はあとわずかです。
問題は、残された時間をどのように使うか、です。


ひみつ日記

かなりマシになりました。でもまだです。


神戸ルミナリエ。

1998/12/20 Sun

今年ももう、終わりですな。
私はもう、卒業論文に追われ、大忙し(?)ですわ。
そんななかでも映画を見に行ったりしてますが。

そうそう、最近は「踊る大捜査線」を見に行ってきましたよ。本当はあまり見たくなくって、「けっそんなもんビデオがでてから見ればえーやんけ」と思っていたんですが、なかなか笑えて楽しかったですな。TV版は全く見たことがなかったのですが楽しめましたし、TV版を見てみようかとも思いましたね。
しかし、あの「アルマゲドン」だけは見に行こうという気がしないです。隕石ものは私が知っているだけで今年に入ってもう3作目でしょう。それにほかの2作も全然おもしろくなかった。(ちなみに「ディープ・インパクト」と「アステロイド」です)今回も多分、無理矢理なこじつけで終わらせるんじゃないかと思います、多分。

そんなことはさておき、今年も神戸ルミナリエを見に行ってきました。
去年と変わらず、人、人、人、しんどかった。
でも、綺麗でした。

来年もまた見に行きたいですなあ。



京都に下宿を始めた、といっても母校実習が終わってすぐのことなのだが。大学のすぐ近くだ。いいところだ。下宿は心地よい。京都はいいところだ。

しかし、自転車を盗まれた。兵庫県からこいでやってきたのに・・・・(まわりから「おまえはアホか」と言われまくった)。ああ、口惜しい。

まあいいや、今日の競馬で勝ったら新しい自転車を買おう。そう思っていた。この日はエリザベス女王杯の日。もう、ランフォザドリームがくることはうすうす感じていたのだ。あとはグルーブと枠で買えば完璧!とそう思っていた。

それなのに、それなのに。

メジロドーベルにやられてしまった。
真っ白だった。京都競馬場におれの悲鳴がこだました・・・・。やつは嫌いだ。



母校実習終了。

1998/10/19 Mon

母校での教育実習が幕を閉じた(1名を除いて)。たった二週間の短い期間だったが、実習生にとっては一生忘れられない思い出になったことだろうと思う。

実習生全員、生徒からたくさんの手紙をもらった。手紙を開いて泣く人もいれば、微笑みながらゆっくりと読んでいる人もいる。

教育実習に来てよかった。
多分みんながそう思っていることだろう。

実習が終わると、みんなまた日常の生活に戻るのだろう。卒業に向けてこれから忙しくなる。けれど、どんなに忙しくても、どんなに首が回らなくても、母校で生徒と戯れた日々を思い出して、頑張りたい。

手紙をくれた中学校のみなさんへ。このページを見ることがあるかどうかわかりませんが、ここに手紙の返事を書きます。

みなさんの手紙、全部読ませていただきました。みなさんの気持ちがめいっぱいこもっていました。先生はみなさんの手紙をよんで感動して、正直、涙がすこしこぼれて男泣きをしてしまいました。他の実習生に笑われました(笑)。実はみなさんの中学校へ行く前に私は大学の附属の中学校で教育実習を済ませていました。それでも私は自分の母校で教育実習をやりたいという気持ちからもう一度教育実習に来ました。それが今回の教育実習です。私はあなたたちに出会うまで、「自分は本当に教師に向いているのだろうか」「自分は生徒と仲良くなれる、そんな教師になれるのだろうか」という不安にかられていました。そんな不安をあなたたちの笑顔は取り払ってくれました。これはあなた達だけが持つすばらしい才能だと思います。これから、中学校生活、ひいては中学校卒業後にどんなにつらいことがあっても、その笑顔だけは失わないように、がんばってください。先生も、頑張ります。ともに頑張りましょう。
それでは。



人気と教育。

1998/10/13 Tue

最初はどうなるかと思っていたが、母校実習にも慣れてきた。
そう思ったらあと数日で実習も終わる。
教育実習の定番のパターンだ。

生徒が「本物の先生になって、この学校にきてよ」と言ってくれたので、少々照れる。

教職への道を選んでよかったと思える瞬間だろう。

現職の先生に近い形でやらせていただいているだけに、スケジュールは凶悪だが生徒と関われる時間は多いため、楽しい。

楽しいけれど、疲れる。
疲れるけれど、楽しい。

休みの日に、「休みだー!」と心から声を上げることができたのは四回生になって初めてのことではないだろうか。
自分で言うのも何だが、母校では結構人気がある。去年の附属学校の実習の時もそうだった。
当時はそれでよいと思っていたのだが、先輩に

「人気があるということはどこかで誰かが人気を無くしていると言うことだ。人気というのは相対的なものだから。それって教育?」

と突っ込まれたことがある。確かにそうだとそのとき思った。だから今回は去年とは違う形を目指そうと思っていたのだが、あまり変わっていない。考えていることと行動が一致していないのが悲しい。



母校実習。

1998/10/05 Mon

今日から母校での実習が始まる。

早めに学校に到着しておこうと7:30AM頃に家を出た。生徒たちはびっくりするほど大きな声で「おはようございます!」と挨拶してくる。元気だ。

他の実習生であるかつてのスクールメイトたちは昔の面影を笑えるほど残している。いや、自分もそうだ、多分。

今日は初日なので校長、教頭をはじめいろいろな先生にお話を伺うだけで一日のほとんどが終わった。

昼食を自分の担当の学級で食べた。一年生だ。附属の学校の場合とは違い、実習生がよほど珍しいのだろう。しゃれにならん数の生徒に囲まれ、身動きがとれなかった。弁当をどこの席で食べようかと迷っていたら、弁当箱を生徒に奪われ、

「先生はここで食べるの!」

とその生徒のとなりの席にご丁寧に配置された。元気だ。

掃除の時間、教室の担当になった。教室中を走り回り、なかなか終わらない。元気だ。

終学活、自己紹介をした。
自己紹介が終わると、学級の担任の先生が、

「こあくま先生(仮称)は、京都の教育大学に行っています。教科は理科なので理系と言うことです。私も理系ですけど、理系というのはみんな共通して、しっかりした性格をしています。理系の人は実験などをするので、何事も徹底していないと気が済まないのです。こあくま先生の妹を去年担任しましたが、妹さんもかなりまじめでした。お兄さんもまじめだと思います。みんなの名前はまだこあくま先生は覚えてらっしゃらないとおもいますが、優秀な先生のことですからあっというまにみんなの名前を覚えてくれることでしょう。みなさん、楽しみにしておいてくださいね。」

・・・・・そうか?おれはしっかりものなのか?
俺は全員の名前をどのくらいの期間で覚えられるのだろうか?乞うご期待!

放課後、理科の先生と授業計画の打ち合わせをした。どうやら、現職の先生も真っ青のスケジュールになりそうだ。



ソフトクリーム・・。

1998/10/02 Fri


寝坊をして、昼頃に学校に着いた。
学生は誰もいなかった。毎週、一人や二人はいそうなものなのに。

そういえば、電車を降りて学校に来るまでに、ケーキ屋でソフトクリームを買って、食べながら歩いてきたのだが、すれ違う女子高生はくすくす笑っていたような気がする。

そんなに俺は幸せそうな顔をしていたのだろうか・・・・。もう22歳という年齢にはソフトクリームというメルヘンな存在は似合わないのだろうか・・・。



補欠合格

1998/09/30 Wed


今日は教員採用試験、二次試験の発表がありました。

午前中は母校へ教育実習の打ち合わせに行っていました。「今日が採用試験の発表なんです」と言ったら、「受かってるといいな」と言われてなんだか嬉しかったです。

電車に乗って、学校へ。

学校に着くと、大学側の教育実習の事後実習が行われていた。この事後実習では、京都市下の学校教諭が実習生にお話を聞かせてくれるというものだ。いい話か悪い話かは来る先生によりけりだ。要するに、当たりはずれがある、ということだろうか。
いかにもその講義から抜け出してきて、一服している、という人が何人かいた。あの人たちも、誰かには先生だと思われていたのだろうか。

T.S 氏がやってきた。どうやら眠れなかったらしい。

2:55 PM
とうとう五分前、兵庫県教育委員会のページを開く。まだ、更新されていない。

2:57 PM
約束通り、例の先輩はとなりの研究室にふらふらと入っていった。もう僕は猿のようにリロードボタンをクリックしまくっていた。

3:00 PM
リロードしまくっても変化のなかったページの様子が急に変わる。心臓が止まるかと思った。
結果は・・・。合格者の欄には番号が、ない。うなだれそうになったが、補欠の欄もチェック、番号をみつけた。
安堵の溜め息を漏らす。

今日は、疲れた。
帰りの電車ではよく眠ってしまった。



とうとう教員採用試験の発表が明日に迫ってきました。僕は内心どころか、行動にその不安がにじみ出てきている有様です。

ともに受験した先輩にメールを出しました。「不安だ。もし落ちていたら自分は立ち直ることができるのだろうか」という内容です。すると、こんな返事が当日中に返ってきました。


GUTEN TAG!
そりゃ、僕だって一緒です。
(中略)
されど、明日です。
結果は結果として受け入れましょう。
しかし、そのとき、僕はどんな顔をするのでしょう。
全く、分かりません。
たぶん僕は、そのときの行動に困るでしょう。
そこで、結果は、それぞれの研究室で、別々に見ましょう。
そして、僕をしばらく、一人にしてください。
それが、いかなる結果であってもです。(←お互いが。)

最後に、お願いをしてしましました。
こんな、メールで君の不安が少しでも和らげば、幸いです。
謹んで明日を迎えましょう。

そうでした。不安なのは誰だって一緒です。
どういう結果になるのか、そのとき、自分はどういう顔をしているのか。喜ぶのか、落ち込むのか。もし、後者なら自分は立ち直ることができるのか。なにもできなくなるのではなかろうか。そんなことを考えていましたが、二次試験を受験した全員がそう思っているはずです。

まだまだ青いです。僕も。先輩に感謝!
しかし、ひさびさに先輩に感動する点を垣間見ました。



合格か、不合格か…

1998/09/06 Sun

教員採用試験が終わってからもう2週間が過ぎました。合格なのか、不合格なのか、はたまた補欠合格なのか。

正直、不安で不安で仕方がないです。
僕のほかの25名の受験者も同じ気持ちなのでしょうか。

結果発表まで、あと24日。多分毎日この台詞を呟いているんだろうなあ。