いつか訪れる別れなのだと心の準備を整えていたつもりでも、メンタルへのダメージは大きくて。
これはかつてからの友人の受け売りですが、自分の身体の一部といってもよい存在をえぐられれば、長期に至る痛みや苦しみを伴うのは当然なわけで。
空腹は感じても、食が進まない。疲れはあれど、眠りにつくことができない。そんな状態が続いています。
しかし昨夜、かろうじて得た眠りの中で、全身真っ黒な猫が夢の中で現れ、身体をなでてやると大きくゴロゴロ…と泣いてくれた夢を見ました。
あれはきっと、私に挨拶に来てくれた雨ちゃんなのだと勝手に思っています。
今後は、新たな模様と毛並みをまとって生まれ変わるのだろうな。
でも君には、今の模様がいちばん似合っていると、お父さんは思っているよ。
そして夜が明けた今日、ペットの葬儀屋さんが移動火葬車でやって来ました。
棺から氷袋を取り除いたあと、亡骸のまわりを花で埋め尽くし、生前夢中で遊んでいたスーパーボールを添えて。
雨ちゃんの肉体は、その魂とともに煙となって空へと大ジャンプしていきました。
雨ちゃん…あらためてさよなら。また君に会えたらいいな。
雨ちゃんのお骨が納められた小さな骨壺は、和室に壁棚を設けて安置することにしました。
壁棚の上に掛かっているのは、さかざきちはる氏の作品「ジャンプ!」のシルクスクリーン。
3月に雨ちゃんが重度の腎臓病であることがわかった翌4月、お仏壇代わりにしようと広島まで出向いてさかざきさんの個展で発注していたものです。この頃は、少しずつ雨ちゃんが弱り始めていたので、せめて絵ぐらいは元気な姿がいい、そう思って選んだものです。
この絵が我が家に届いたのは先週の土曜日。奇しくも雨ちゃんが息を引き取る前日でした。
実のところ、この絵が届く頃にはもう、雨ちゃんは我が家にいなくなっているだろうと思っていたのです。
4か月もの間、頑張って生き続けてくれた雨ちゃん…本当に、本当に、ありがとう。
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